同日に6社が一気に新規承認となったことで、一つ一つのIPOスペックを目論見書を見ながら確認していますので、最初の報告が遅くなりますが、ご容赦ください。それにしても一気に貯め過ぎですよね・・・。

L is B(145A)のIPO新規上場情報

主にフィールドワーカー向けにパソコン操作ができなくてもスマホでビジネスのコミュニケーションが出来るツールを開発・提供しています。いわゆる現場DXですね。

想定価格は920円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで15.3億円で、東証グロース上場の中型IPOです。

情報通信業のサービスで売上急成長ということから注目されそうなIPOになります。やはり新しいサービスを行っている企業のIPOの方が目論見書を見ていても興味が湧きます。

サービス名称としては「direct」という現場でスマートフォンが使える人なら直感的にチャットを含め画像データ・映像データなど様々なコミュニケーションが円滑に行える工夫がされています。社内コミュニケーションツール特化のサービスといえば良いでしょうか?上場会社ではChatWorkがありますが、この手のサービスは利便性からくる導入が浸透するかがしんどい部分でしょう。

目論見書ではビジネスチャット「direct」を核にして周りのサービスの説明も書かれています。

複数のサービス群を用意することで、様々な職種の現場で必要なサービスを組み合わせて使えたり出来そうですね。またサービスを使っていることで顧客から業務効率化の要望などが送られてくるようで、要望に答える形でシステム開発を続けています。こちらはDXコンサルティング事業として一つのサービスカテゴリとして書かれています。

目論見書では読み取れなかった部分として導入実績や導入事例などの部分でホームページのサービスページからdirect「ダイレクト」のページまでいって導入事例を確認すると「導入事例」「料金プラン」など確認できます。特に導入事例では多くの企業が導入したことによる効果が書かれていますので、馴染みのある大手企業などを見つけたら記事を読んでみると良いかも知れません。大手・中小、様々な業種でdirectは活用されているのが分かります。

業績は売上は急成長中。利益は黒転していよいよ上場というフェーズです。IPOタイミングとしてはちょうどよいタイミングとなっています。この手のサービスでこの伸びの場合、かなり織り込まれた価格設定になる事が多く、今回も主幹事野村證券でKYな価格設定かと思いきや、2024年3月期の予想PERで同業種比較でも抑えた想定価格にはなっていますね。

ストック・オプションの行使価格が1,000円・1,500円という数字を見ると想定価格920円が低めというのも感じ取れるのではないでしょうか?地合いを状況を判断して仮条件上限は上振れして1,000円以上の公開価格スタートになる予感です。

3月26日はソラコムという注目大型IPOも含めて、3月上場ラッシュ終盤です。少し買いの力は下がることになりそうではありますが、現状の株式好調ぶり、IPOの地合いの良さが続いていれば問題なく好結果になりやすい環境にはなっています。BBスタンス前にもう一度地合いと3月IPOのスケジュールを確認してBBスタンスを決めたいです。

L is B(145A)のIPO新規上場情報

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