オンラインカジノの危険性

DORA麻雀の運営が逮捕!DORA麻雀の違法性や客側が逮捕されるのかについて解説!

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2024年2月、ユーザーに賭け麻雀をさせたなどの疑いでDORA麻雀の運営者など会社員7名が逮捕されたというニュースが報道されて話題となりました。

DORA麻雀はオンライン上で世界中のユーザーとネット麻雀ができるサイトです。客側はリアルマネーを使って賭け麻雀をプレイしており、賭けの場を提供したとしてDORA麻雀の運営は賭博開帳図利の容疑で逮捕されています。

この記事ではDORA麻雀の違法性について深掘りするとともに、DORA麻雀の運営が逮捕された理由や客側が逮捕される可能性について考察・解説していきます。

オンラインカジノは違法ではないが…違法になる6つの利用方法オンラインカジノは違法ではありません。しかし、遊び方によっては非合法とみなされ逮捕の可能性があります。このページでは、オンラインカジノで法律上違法とされる遊び方、利用方法について解説します。オンカジに抵抗のあるユーザーの方は要チェックです。 ...

DORA麻雀とは

DORA麻雀のサイトトップ画面

DORA麻雀はオンライン上で世界中のユーザーとネット麻雀ができるゲームサイトです。2011年にオープンしてから約7万4,000人の会員を集めるなど人気が過熱していました。

DORA麻雀と他の麻雀ゲームとの大きな違いは、サイト内でリアルマネーによる賭け麻雀が行われていたことです。客側は実際にリアルマネーを入金してプレイし、麻雀の結果によって勝ち額・負け額が決められます。麻雀での勝利金は出金することが可能となっており、DORA麻雀を通じて他のユーザーと手軽に賭け麻雀で遊べたことが人気の理由でしょう。

一方、運営側は賭け麻雀の”場所代”として、ユーザーから10~15%の手数料を徴収していました。2011年から2023年までにユーザーからおよそ23億円の入金があり、運営側は場所代を徴収して利益を得ていたとされています。

DORA麻雀の違法性について

2024年2月、DORA麻雀の運営者を含む7名が逮捕されたという報道が発表されました。

インターネットで賭けマージャンをさせるオンラインカジノを日本国内で運営していたとして、20代から40代までの会社員など7人が京都府警に逮捕されました。
引用元:NHK 京都 NEWS WEB

海外オンラインカジノの運営側が逮捕されたのは日本国内で初めての事例となっており、世間からの注目を集めています。DORA麻雀の運営にあたって、どのような点が違法として逮捕されたのでしょうか。

ここでは、DORA麻雀の運営が逮捕された事件の概要を紹介するとともに、DORA麻雀の違法性について解説します。

DORA麻雀の運営者を含む7名が賭博開帳図利の容疑で逮捕された

DORA麻雀の運営者は国内で賭け麻雀の場を提供したとして賭博開帳図利罪の疑いで逮捕されています。賭博開帳図利罪とは賭博の場を開帳して利益を図った者を処する法律で、単純賭博罪や常習賭博罪よりも重い罪だとされています。

賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。
引用元:刑法第186条第2項

過去にはオンラインカジノの決済代行業者が常習賭博幇助罪で逮捕されたり、YouTuber配信者が常習賭博罪で逮捕されたりする事件が記憶に新しいですが、オンラインカジノの運営を賭博開帳図利罪で逮捕するのは全国で初めてです。すなわち、オンラインカジノの客や決済代行業者だけでなく、オンラインカジノの運営側にも日本の捜査のメスが入ったことになります。

サイト内では”違法性はない”と明記していた

DORA麻雀のサイト内では「DORA麻雀に違法性はない」と明記されていました。

DORA麻雀は海外のオンラインゲーミングの一種であるので、DORA麻雀運営自体の違法性は全くありません。
引用元:DORA麻雀

DORA麻雀は「海外のオンラインゲーミングの一種であるから違法ではない」と説明しています。たしかに、海外企業が現地で合法的に運営しているのなら、日本の法律で裁くことはできません。ラスベガスやマカオにあるランドカジノを、日本の法律で摘発できないのと同じ理屈です。

しかし、今回の事件でDORA麻雀の運営側は実際に逮捕されており、日本の法律が適用する範囲内で運営していたことが考えられます。完全に海外拠点で運営していたのなら、DORA麻雀の運営が逮捕されることはなかったのかもしれません。

運営会社は海外拠点の企業であり、ライセンスを取得している

DORA麻雀が違法ではないとする根拠のひとつは、海外のギャンブルライセンスを取得して運営していたという点です。

ライセンスはマン島政府の許可を経て運営していること、国際ライセンスに則り運営しているのでプレイヤーの皆様に安心してゲームを提供できることを指します。
引用元:DORA麻雀

実際にDORA麻雀のサイトを参照すると、取得しているマン島ライセンスが表示されていました。

運営会社は海外拠点の企業であり、ライセンスを取得している

オンラインカジノなどのギャンブルサイトは日本国内で運営することはできませんが、海外拠点でライセンスを取得していれば合法的に運営できます。「海外のライセンスを取得しているのに、運営側が日本の法律で逮捕された」というのが今回の事件の大きなポイントです。

もしも、海外ライセンスを取得しているカジノを逮捕できるなら、もっと著名なカジノを摘発した方が世間へのインパクトが大きいはずです。たとえば、国内でテレビCMを放映しているベラジョンカジノやミスティーノも海外ライセンスを取得している合法カジノです。これらのように認知度が高いカジノの運営を摘発した方が大々的なニュースになりそうですが、摘発に踏み込めない理由があるのでしょう。

DORA麻雀の運営が逮捕された理由

DORA麻雀は海外拠点でライセンスを取得して合法的に運営していたサイトです。DORA麻雀のようにライセンスを取得して運営しているオンラインカジノがほとんどですが、なぜ今回はDORA麻雀の運営が逮捕されたのでしょうか。また、DORA麻雀の運営が違法なら、他のオンカジの運営も違法となるのでしょうか。

DORA麻雀の運営が逮捕された理由として以下の事柄が考えられます。

  • そもそも日本国内での賭博は違法だから
  • 日本国内で運営していたから
  • 日本人向けに作られたサイトだから
  • オンラインカジノの違法性を国内に周知させたいから

これからそれぞれの理由について順番に解説していきます。

そもそも日本国内での賭博は違法だから

大前提として、日本国内での賭博は違法です。DORA麻雀も国内では違法賭博に該当するため、運営者が賭博開帳図利罪の容疑で逮捕されたと見るのが自然です。

DORA麻雀はオンライン上で賭け麻雀の場を提供しているサイトですが、日本国内では公営ギャンブル以外の賭博は刑法で禁止されています。DORA麻雀を利用した客側に対しては、単純賭博罪または常習賭博罪が適用される可能性があります。

賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。
常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
引用元:刑法第185条、第186条

日本国内における賭博は、胴元と客側の両方が違法です。客側に賭博罪が適用されるなら、賭けの場を開いたDORA麻雀側に賭博開帳図利の容疑がかかるのは筋が通っています。

DORA麻雀を日本国内で運営していたから

DORA麻雀の運営関係者が日本国内にいたことも逮捕に至った理由のひとつでしょう。主犯格と見られる容疑者はアメリカ国籍でしたが、逮捕時に日本にいたことから実質国内で運営していたのかもしれません。

過去には日本国内でオンラインカジノを運営していたとして日本人5名が逮捕される”ドリームカジノ事件”がありました。

ドリームカジノは、カジノが合法なオランダ領キュラソー島で営業許可を受けているとサイト上に記載していたが、サポートは日本語のみで行われていたことなどから、府警は国内で運営されていると判断した。
引用元:産経新聞

サイト上では海外ライセンスを取得していると記載していましたが、実質日本で運営していると判断して警察は逮捕に踏み切りました。今回のDORA麻雀も運営関係者が日本にいたことから、国内で運営していたと判断したのかもしれません。

ただし、DORA麻雀の公式Xでは、DORA麻雀がヨーロッパ所有・運営の会社であることを表明しています。

現在もサイトが通常どおり運営していることから、運営側はDORA麻雀の違法性について争う姿勢なのかもしれません。今回の事件がどのように決着するのか、今後の動向に注目しましょう。

日本人向けに作られたサイトだから

DORA麻雀が日本人向けに作られたギャンブルサイトである点も逮捕の理由でしょう。DORA麻雀のサイト表記は日本語に対応しており、入出金方法やプレイ方法などが日本語で説明されています。

2016年にオンラインカジノの利用客3名が逮捕される事件がありましたが、日本人がディーラーを務め、日本人がプレイしやすい環境だったことも要因だと言われています。

利用したサイトは英国に拠点があるが、日本人がディーラーをつとめ、日本人が参加しやすい仕組みだった。京都府警は、事実上、国内で日本人向けにカジノが開かれて、賭博行為がおこなわれていると判断したという。
引用元:弁護士ドットコムニュース

DORA麻雀も同様に日本人向けに作られている要素が強いため、今回の事件に至ったと考えられます。

オンラインカジノの違法性を国内に周知させたいから

オンラインカジノの違法性について国内に周知させる目的があるのかもしれません。オンラインカジノの国内利用ユーザー数は約280万人だと言われており、警察庁と消費者庁は「オンラインカジノでの賭博は犯罪である」と注意喚起しています。

日本は”ギャンブル大国”と言われており、ギャンブル依存症の増加などが昔から問題視されています。DORA麻雀の運営を逮捕することで、国内からオンラインカジノを利用して賭博する違法性やギャンブル依存症の抑制に関して世間にアピールする目的もあったのでしょう。

DORA麻雀を利用した客側は逮捕されるのか

DORA麻雀の運営者を含む7名が逮捕されましたが、DORA麻雀を利用していた客側は罪に問われるのでしょうか。

ここでは、DORA麻雀の利用客が逮捕される可能性について解説します。

警察は客も賭博罪に該当するとして捜査している

警察側はDORA麻雀を利用していた客についても賭博などの疑いで捜査を進めています。

サイトでは、違法性はないとうたっていましたが、国内でオンラインカジノで金を賭ける行為は違法になり、警察は、客についても賭博などの疑いで捜査を進めています。
引用元:NHK 京都 NEWS WEB

今のところ、DORA麻雀を利用した客が逮捕されたという報道は発表されていませんが、捜査が進めば客側も芋づる式で逮捕または起訴される可能性があります。客側に問われる罪は賭博罪で、単純賭博なら50万円以下の罰金または科料に、常習賭博なら3年以下の懲役に処されます。

約7万人の登録者は全員捜査されるのか

DORA麻雀の会員数は約7万人と言われていますが、会員全員が捜査の対象となるとは考えにくいです。利用頻度が高いユーザーや世間への影響力が大きいインフルエンサー、SNSなどに収支報告を投稿しているユーザーなどは捜査の対象となる可能性が高いかもしれません。

クラブ・サークルなどのコミュニティに関わるユーザーは要注意

オンラインカジノを利用する上で、日本国内で運営しているクラブやサークルなどのコミュニティに参加しているユーザーは要注意です。国際カジノ研究所所長の木曽崇氏は、オンラインカジノに関するコミュニティについて以下のように注意喚起しています。

たとえば、オンラインポーカーでは客同士でクラブ・サークルを作ってプレイできるようなシステムがあります。クラブオーナーには参加ユーザーの入金額やベット額の一部が還元されるなどの報酬が発生したり、クラブ内でオンラインカジノへの入金を代行したりする仕組みです。

また、ペイカジはPayPayを使ってオンラインカジノへの入出金を代行する業者ですが、独自のコミュニティを介して入出金を代行し、利用ユーザーから手数料を徴収しています。

これらのコミュニティは日本国内で運営しているため、クラブオーナーは常習賭博ほう助に該当する可能性があります。それに紐づいて、参加ユーザーも賭博罪で検挙されるかもしれません。

オンラインカジノに関する国内コミュニティでは入出金詐欺などに巻き込まれたというトラブル事例も報告されているので、安易に関わることがないように注意してください。

オンラインカジノよりも取り締まるべき問題がある

DORA麻雀運営者の逮捕をきっかけに、「他にも取り締まるべきポイントがあるのでは?」と議論が加速しています。たとえば、海外の広告で日本の著名人が無断利用されている点です。実業家の堀江貴文氏は、自身のXアカウントで以下のように言及しています。

facebookなどのSNSで自分の詐欺広告が野放し状態になっていることに苦言を呈しています。

また、グレーゾーンとして位置しているパチンコ産業に対しても疑問視する声が上がっています。

パチンコは三点方式という換金方法で違法性はないとされていますが、客がパチンコ店内で賭博をしていることは明らかです。「なぜパチンコ・パチスロだけがグレーゾーンとして運営できているのか?」と疑問に思うのは当然です。

このように、日本にはオンラインカジノを含めてさまざまな問題が混在しています。オンラインカジノに関する法整備を進めるとともに、他のギャンブルの見直しや海外のネット犯罪への対策にも注力していくべきでしょう。

DORA麻雀の逮捕事件に対する世間の反応

DORA麻雀の運営が逮捕された事件に対する世間の反応をいくつかご紹介します。

SNSでは、DORA麻雀の運営が逮捕されたことで、客側も逮捕されるのではないかという不安の声が多く投稿されていました。プレイ履歴や入出金履歴はDORA麻雀内で記録されるため、利用客から逮捕者が出る可能性も考えられます。

日本でプレイする行為そのものを問題視しているユーザーもいます。警察庁の声明のとおり、海外サーバーであっても日本国内でオンラインカジノをプレイする行為は違法です。

DORA麻雀の逮捕を理由に、他のオンラインカジノの違法性を改めるユーザーもいます。最近では人気インフルエンサーや著名人を広告塔にしているカジノが多く、有名人の起用について違法性を問う意見も増えてくるでしょう。

まとめ:オンラインカジノは居住国の法律を遵守して利用しよう

DORA麻雀を含む海外サーバーのギャンブルサイトに日本国内からアクセスしてお金を賭ける行為は賭博です。オンラインカジノをプレイする際は、居住国の法律を遵守して利用しましょう。

また、無料版やデモプレイなど実際にお金を賭けない形式で遊ぶ分には日本国内であっても問題ありません。当サイトでは海外居住者向けにおすすめのオンラインカジノを紹介するとともに、無料デモプレイで遊べるカジノや入金不要ボーナス、カジノゲームの攻略法についても解説しているのでぜひ参考にしてください。

DORA麻雀に関するよくある質問

DORA麻雀のアカウントは削除できますか?

DORA麻雀のアカウントはサポートに問い合わせることで削除できます。アカウントが削除されると残高にあるキャッシュやボーナスはすべて破棄されます。

過去にDORA麻雀に登録しましたが逮捕されますか?

DORA麻雀の利用客については現在捜査中との噂です。プレイ履歴や入出金履歴から利用客が逮捕される可能性はあります。

DORA麻雀で高レートをプレイした方が逮捕されやすいですか?

DORA麻雀でプレイしていたレートは逮捕の直接的な理由にならないと思われます。ただし、頻繁に高額を入出金していたユーザーは捜査される可能性が高いかもしれません。

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