オンカジを日本で利用すると捕まる?オンラインカジノの法的解釈について

オンラインカジノ

コロナ禍をきっかけに日本でもオンラインカジノという言葉をよく耳にするようになりましたが、それと同時に2023年からオンラインカジノに関係する逮捕事例も増えてきました。

日本からオンラインカジノをプレイすることは違法だという情報と、オンラインカジノ自体は海外でライセンスを取得して合法的に運営されているから問題ないという情報どちらも交錯しており、正直何を信用したら良いのかわからない状態が続いています。

 

本ページでは「日本からオンラインカジノを利用したら捕まるのか」という疑問を中心に、オンラインカジノの法的解釈について掘り下げていきます。

そもそもオンライカジノとは?

まずはオンラインカジノの定義から確認しておきましょう。オンラインカジノとは、オンライン上でカジノゲームをリアルマネーでプレイできるサイトのことで、スロットやバカラ・ブラックジャックなどの代表的なゲームの他にも、クラッシュゲームなどの比較的新しいタイプのゲームも楽しむことが可能です。最近では、仮想通貨で直接賭けることができるオンラインカジノや、日本人ディーラーのゲームを多く取り揃えるカジノなど、カジノによって特徴が異なります。

 

また、コンセプトだけでなくオンラインカジノによっては取り揃えているゲームが違ったり、対応通貨が違ったり、さらには利用できる決済方法も異なります。日本ではクレジットカードやバンドルカードで入金できるオンラインカジノが非常に人気ですが、ペイズやベガウォレットなどの電子決済を利用する方も多く存在します。

オンラインカジノは日本で違法なの?

日本では基本的に、認められている公営競技などを除いてギャンブルは一般的に違法とされています。そのため、オンラインカジノを含む賭博行為は違法ということになります。しかし、日本の法律では海外で合法的に運営されているオンラインカジノを取り締まる法律は存在しません。そのため、日本の法律では海外でライセンスを取得して合法的に運営されているオンラインカジノを取り締まることはできません。

日本で運営されている場合は違法

日本で運営が行われているギャンブルの場合は、議論の余地なしで違法・逮捕の対象となります。また、海外で合法的に運営されているオンラインカジノの場合でも、運営の一部が日本にある場合は違法とみなされます。2024年2月に「DORA麻雀」というオンライン麻雀サイトの運営の一部が日本で行われており、それに関係した人たちが実際に逮捕されるという事件が起きました。(参考: https://news.yahoo.co.jp/articles/e09fbf62b6ace831b03d23d218e7db71ae2bbd26 )

しかし母体のDORA麻雀はマン島からライセンスを取得しているため、サイトの運営元には特に影響は無く日本で運営に関わっていた人たち逮捕されるということに留まりました。

海外で合法的に運営されているオンラインカジノを日本からプレイすることは違法?

多くの人は、「合法的に運営されている海外のオンラインカジノに日本から接続して賭けを行なった場合」の法的解釈に興味を持っているのではないでしょうか。この点に関しては、近年法的解釈が変わってきたと言われているのでその点について詳しく説明したいと思います。

2023年以前の解釈

2023年まではオンラインカジノに関する逮捕事例は数件しかなく、そのうち1件は必要的共犯(複数の行為者を予定して定められている犯罪)を理由に不起訴になったことから、賭博開帳者が違法でないならその対抗犯である賭博罪は成立しないという主張する人が多く存在していました。そのため、海外で合法的に運営されているオンラインカジノの場合は、日本から接続してプレーしても問題ないと考える方が主流でした。

2023年以降の解釈

2023年のオンラインカジノ系Youtuberの「りゅーき」さんが逮捕された件を初め、決済代行業者のスモウペイの運営者が常習賭博ほう助の容疑で逮捕されるなど、次第に「必要的共犯」ではなく日本国内だけで行われた行為に対し逮捕されるケースが増えてきました。そのため、現段階では合法的に海外で運営されているオンラインカジノに日本から接続して賭けることは違法と言えるでしょう。実際に警視庁のウェブサイトでも違法と明言されています。

オンラインカジノに賭けると実際に逮捕されるのか

既に日本でオンラインカジノが非常に人気であることから、もう過去に海外で運営されているオンラインカジノに賭けた方もいるでしょう。そんな方は、実際に逮捕されるのかという疑問を抱いているのではないでしょうか。

 

この答えとしては、「時効前であれば逮捕される可能性はある」ということになります。しかし、警察が今までにオンラインカジノに賭けた人を全員見つけて逮捕できるかというと現実的ではありません。今までもYoutuberやブロガーとして発信をしてきた人などが逮捕されているため、何もインターネット上で配信していない人や、かなりの高額を賭けていない限りは心配しなくて良いのではないでしょうか。また、ライブカジノのチャット機能を利用することも危険です。配所のオンラインカジノの逮捕事例ではチャット機能から逮捕者は見つかっていますので、公の場で個人情報は出さない方が良いでしょう。

まとめ

本ページでは、オンラインカジノに関する法的解釈について深掘りしてきました。以前は海外で合法的に運営されているオンラインカジノであれば日本から接続しても違法にはならないという意見が多数派でしたが、最近では日本から接続して賭博行為を行うだけで逮捕されることが増えてきたので、今では例え海外で合法的に運営されているオンラインカジノの場合でも逮捕される可能性があるという点は覚えておくと良いでしょう。

 

オンラインカジノ自体が合法な国にいる時に利用する分には罪に問われることはありませんので、ぜひそのような国に行った際にプレイしてみることをおすすめします。